内田百間の俳句

亀鳴くや夢は淋しき池の縁     百間

かめなくや ゆめわさびしき いけのふち)

この沼の魚に耳あり春の水     百間

(このぬまの うおにみみあり はるのみず)

うららかや藪の向こうの草の山     百間

うららかや やぶのむこうの くさのやま)

うららかや白き蝶往く川向う    百間

うららかや しろきちょうゆく かわむこう)

河童忌の夜風鳴りたる端居かな     百間

(かっぱきの よかぜなりたる はしいかな)

夕闇に馬光り居る野分哉     百間

(ゆうやみに うまひかりいる のわきかな)

わが家鴨水を上がるや玉霰     百間

(わがあひる みずをあがるや たまあられ

音もなき生簀の鯉や冬の月     百間

(おともなき いけすのこいや ふゆのつき)

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最高に好き(☆☆☆)かなり好き(☆☆)好き(☆)どちらともいえない好きではない(★)俳句の意味が分からない
この沼の魚に耳あり春の水
わが家鴨水を上がるや玉霰
河童忌の夜風鳴りたる端居かな
亀鳴くや夢は淋しき池の縁
うららかや藪の向こうの草の山
夕闇に馬光り居る野分哉
音もなき生簀の鯉や冬の月
うららかや白き蝶往く川向う