太宰治の俳句

追憶のぜひもなきわれ春の鳥     治

(ついおくの ぜひもなきわれ はるのとり)

春服の色教えてよ揚雲雀     治

(はるふくの いろおしえてよ あげひばり

ひとりゐて蛍こいこいすなつぱら     治

(ひとりいて ほたるこいこい すなっぱら)

乱れ咲く乙女心の野菊かな     治

(みだれさく おとめごころの のぎくかな)

コスモスの影をどるなり乾むしろ     治

(こすもすの かげおどるなり ほしむしろ)

病む妻やとゞこほる雲鬼すゝき     治

(やむつまや とどこおるくも おにすすき

今朝は初雪あゝ誰もいないのだ     治

(けさわ はつゆき ああだれも いないのだ)

旅人よゆくて野ざらし知るやいさ     治

(たびびとよ ゆくてのざらし しるやいさ)

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最高に好き(☆☆☆)かなり好き(☆☆)好き(☆)どちらともいえない好きではない(★)俳句の意味が分からない
追憶のぜひもなきわれ春の鳥
旅人よゆくて野ざらし知るやいさ
病む妻やとゞこほる雲鬼すゝき
コスモスの影をどるなり乾むしろ
今朝は初雪あゝ誰もいないのだ
春服の色教えてよ揚雲雀
乱れ咲く乙女心の野菊かな
ひとりゐて蛍こいこいすなつぱら