寺山修司の俳句

雲雀あがれ吾より父の墓ひくき     修司

ひばりあがれ われよりちちの はかひくき)
 

夜濯ぎの母へ山吹流れつけよ     修司

(よすすぎの ははえやまぶき ながれつけよ)
 

便所より青空見えて啄木忌     修司

(べんじょより あおぞらみえて たくぼくき
 

方言かなし菫に語り及ぶ時     修司

(ほうげんかなし すみれにかたり およぶとき)
 

他郷にてのびし髭剃る桜桃忌     修司

(たきょうにて のびしひげそる おうとうき
 

花(菊)売車どこへ押せども母貧し     修司

はなうりぐるま どこえおせども ははまずし)
 

秋風やひとさし指は誰の墓     修司

あきかぜや ひとさしゆびわ だれのはか)
 

桃太る夜は怒りを詩にこめて     修司

ももふとる よるわいかりを しにこめて)
 

林檎の木ゆさぶりやまず逢いたき時     修司

りんごのき ゆさぶりやまず あいたきとき)
 

ラグビーの頬傷ほてる海見ては     修司

らぐびーの ほほきずほてる うみみてわ)
 

もしジャズが止めば凩ばかりなり     修司

(もしじゃずが やめばこがらし ばかりなり)
 

山鳩啼く祈りわれより母長き     修司

(やまばとなく いのりわれより ははながき)
 

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最高に好き(☆☆☆)かなり好き(☆☆)好き(☆)どちらともいえない好きではない(★)俳句の意味が分からない
林檎の木ゆさぶりやまず逢いたき時
雲雀あがれ吾より父の墓ひくき
山鳩啼く祈りわれより母長き
方言かなし菫に語り及ぶ時
他郷にてのびし髭剃る桜桃忌
もしジャズが止めば凩ばかりなり
便所より青空見えて啄木忌
夜濯ぎの母へ山吹流れつけよ
ラグビーの頬傷ほてる海見ては
桃太る夜は怒りを詩にこめて
花(菊)売車どこへ押せども母貧し
秋風やひとさし指は誰の墓