虚子の夏の句アンケート

白牡丹といふといへども紅ほのか     虚子

(はくぼたん というといえども こうほうのか)

金亀子擲つ闇の深さかな     虚子

(こがねむし なげうつやみの ふかさかな)

虹立ちて雨逃げて行く広野かな     虚子

(にじたちて あめにげてゆく ひろのかな)

此山に住みける烏、獣、蛇     虚子

(このやまに すみけるからす、けもの、へび)

蚊のゐるとつぶやきそめし卯月かな     虚子

(かのいると つぶやきそめし うづきかな)

ありなしの簾の風を顧みし     虚子

(ありなしの すだれのかぜを かえりみし)

浅間かけて虹の立ちたる君知るや     虚子

(あさまかけて にじのたちたる きみしるや)

虹立ちて忽ち君の在る如し     虚子

(にじたちて たちまちきみの あるごとし)

袷きて假の世にある我らかな     虚子

(あわせきて かりのよにある われらかな)

子雀の眺められをり芝の上     虚子

(こすずめの ながめられおり しばのうえ)

ともかくも落つきをれば暑からず     虚子

(ともかくもい おちつきおれば あつからず)

炎天に少し生れし日かげかな     虚子

(えんてんに すこしうまれし ひかげかな)<季重なり>

浴衣着て少女の乳房高からず     虚子

(ゆかたきて しょうじょのちぶさ たかからず)

蜘蛛掃けば太皷落して悲しけれ     虚子

(くもはけば たいこおとして かなしけれ)

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最高に好き(☆☆☆)かなり好き(☆☆)好き(☆)どちらともいえない好きではない(★)俳句の意味が分からない
白牡丹といふといへども紅ほのか 
炎天に少し生れし日かげかな
浴衣着て少女の乳房高からず
浅間かけて虹の立ちたる君知るや
子雀の眺められをり芝の上
蚊のゐるとつぶやきそめし卯月かな
虹立ちて雨逃げて行く広野かな
ありなしの簾の風を顧みし
袷きて假の世にある我らかな
蜘蛛掃けば太皷落して悲しけれ
ともかくも落つきをれば暑からず
虹立ちて忽ち君の在る如し
此山に住みける烏、獣、蛇
金亀子擲つ闇の深さかな