(あたたかや しきりにひかる はちのはね)
(したたかに みずをうちたる ゆうざくら)
(ひとのよの かなしきさくら しだれけり)
(とけいやの とけいはるのよ どれがほんと)
(ときおりの 風のつめたき さくらかな)
(はるのひや ぼたんひとつの かけちがえ)
(ほそみとわ かるみとわ ちょう うまれけり)
(おちつばき よめにもしろき あわれかな)
(ぱんにばた たっぷりつけて はるおしむ)
(しがつばか あさからはなび あがりけり)
(うぐいすに ひとはおちめが だいじかな)
(ゆくはるや おりおりたかき おきつなみ)
(ふかざけの くせまたつきし かわずかな)
(あわゆきの つもるつもりや ゆきのうえ)
(あたたかき どあのでいりと なりにけり)
(はるのよの すこしもつれし はなしかな)
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