万太郎の夏の句アンケート

何もかもあつけらかんと西日中     万太郎

(なにもかも あっけらかんと にしびなか)

神田川祭の中をながれけり     万太郎

(かんだがわ まつりのなかを ながれけり)

親一人子一人蛍光りけり     万太郎

(おやひとり こひとり ほたるひかりけり)

うすもののみえすく嘘をつきにけり     万太郎

(うすものの みえすくうそを つきにけり)

芥川龍之介佛大暑かな     万太郎

(あくたがわ りゅうのすけぶつ たいしょかな)

葉桜にとかくの義理のつらさかな     万太郎

(はざくらに とかくのぎりの つらさかな)

運不運人のうえにぞ雲の峰     万太郎

(うんふうん ひとのうえにぞ くものみね)

何か世のはかなき夏のひかりかな     万太郎

(なにかよの はかなきなつの ひかりかな)

一生を悔いてせんなき端居かな     万太郎

(いっしょうを くいてせんなき はしいかな)

夕端居一人に堪えてゐたりけり     万太郎

(ゆうはしい ひとりにたえて いたりけり)

夏の夜の性根を酒に飲まれけり     万太郎

(なつのよの しょうねをさけに のまれけり)

ひる前の用かたづきし袷かな     万太郎

(ひるまえの ようかだずきし あわせかな)

夏蝶の高みより影おとしくる     万太郎

(なつちょうの たかみよりかげ おとしくる)

紫のさまで濃からず花菖蒲     万太郎

(むらさきの さまでこからず はなしょうぶ)

---------------------------------------------------------------------------------

 

最高に好き(☆☆☆)かなり好き(☆☆)好き(☆)どちらともいえない好きではない(★)俳句の意味が分からない
うすもののみえすく嘘をつきにけり
夕端居一人に堪えてゐたりけり
芥川竜之介仏大暑かな
神田川祭の中をながれけり
葉桜にとかくの義理のつらさかな
一生を悔いてせんなき端居かな
紫のさまで濃からず花菖蒲
何もかもあつけらかんと西日中
何か世のはかなき夏のひかりかな
夏蝶の高みより影おとしくる
運不運人のうえにぞ雲の峰
ひる前の用かたづきし袷かな
親一人子一人蛍光りけり